角田光代さんの原作小説を読んで
とても面白かったので映画版も
観てみました
監督脚本
監督 吉田大八
脚本早船歌江子
原作角田光代
2015年公開
キャスト
梅澤梨花 – 宮沢りえ
平林光太 – 池松壮亮
相川恵子 – 大島優子
梅澤正文 – 田辺誠一
隅より子 – 小林聡美
井上佑司 – 近藤芳正
平林孝三 – 石橋蓮司
あらすじ
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。
感想
先に原作を読んでとても面白かったので映画もみてみましたが、わたしは原作のほうが良かったかな
映画もなかなか素晴らしく見応えあったので、これはあくまでも個人の感想です
原作と映画のストーリーが少し違ってたので、あっ、ここ(原作)こんな風に映画では描くんだ~とか、ここははしょったのね、とか考えながら観ちゃいました
平林光太が池松壮亮さんだったんだけど
わたしの想像してた光太とちょっと違ってたのよねぇ
出会って恋愛に発展していくのも少し強引だったかな?!と
原作にはでてこない、銀行の同僚 隅より子 – 小林聡美さんの演技がとても素晴らしく、ヒヤヒヤハラハラしてしまいました(笑)
さすが!な女優さんですね
梅沢梨花の夫役の梅澤正文 – 田辺誠一さんは、原作では梨花に対して独特のイヤミを言うやなオトコだったので
映画ではそこまででもなかったなぁと
ストーリーは堕ちていくお話しで
お金ってすごいけどこわいなぁと痛感させられました
最初は、小さいきっかけ
これくらい大丈夫、すぐに返せば問題ない。。
誰のココロにも起こりうること
だけど、誰もが溺れることはない
原作者の角田光代さんの小説は
対岸の彼女に続く2冊目だったのだけど
角田さんの心理描写はほんとにすごいなぁと思います
人のココロのなかを繊細に鋭く描く作家さんです
この映画は原作よりも先に観て、そして原作を読むことをおすすめします