【本】東慶寺花だより

こんにちは

ぷいです♪

映画 駆け込み女と駆け出し男の原作、ひょっこりひょうたん島、でも有名な井上ひさしさんの【東慶寺花だより】を読みました

あらすじ

江戸時代、女からは離縁を言い出せないしくみだった世の中

いろんな事情で離縁したい女たちが駆け込むお寺~それが鎌倉にある東慶寺

東慶寺に入山できるかどうかのお調べなどを受け持つ御用宿「柏屋」の居候で、医者見習い戯作者志願の中村信次郎の目を通して物語は進んでいきます

感想

寺の境内に身につけているもの、簪、草履などを投げ込めば駆け込みは成立する

そんなお寺が実際ににあったのを今回初めて知ったので興味深かったです

離婚したい女たちは、鎌倉の東慶寺までの道のりを籠に乗ってきたり、夜通し歩いてきたり、と駆け込むために必死だったんだろうなぁと思います

厳しい時代ですが、パワフルな時代でもあったのだろうと感じましたね

本は短編集なのですが、映画を先にみていたので、映画にでてくる女たちのお話しはとくに面白かったです

わたしも女なので、アレですが、やっぱりいつの時代も女は働き者で強いなぁと思いますね(笑)

夫婦というのはさまざまで、大変な思いをして離婚を願ったり、その反対に相手を想うばかりに離婚を選んだり・・・鎌倉の四季とともにほっこりと描かれています

本の最後に井上ひさしさんが書かれた「東慶寺とは何だったのか」を読めば、さらに東慶寺のしくみがよくわかります

時代ものの小説は読んでいなかったのですが、昔の人の知恵とか考え方とか学ぶことも多いので、またたくさん読みたいなぁと思わせてくれる素敵な物語でした(*^^*)

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