ヴィンテージウィスキーと亡き父の想い出

全然アルコールを飲んでいなかったんやけど、ちょこっと飲んでる。

だいたい、350㎖の缶ビールかチューハイを1本だけ。9%アルコールのチューハイは頭が痛くなるのでのまない。あれは、なんかヤバい気がする。

実家を片付けたときに持ち帰った、亡き父のウィスキーのミニチュアボトルがキッチンの棚になんでいる。メルカリに出してたんやけど、半年経っても売れないので、ハイボールにしてのんでみた。

たぶん、30年は経ってるんとちがうかな。もっと古い可能性もある。若干こわいけど、ヴィンテージウイスキーとかあるやん。あれやんね。

感想は……。そんなに美味しくない(笑)ハイボール自体をあまり飲まないので、美味しさがわからないのかもしれない。

のみながら、父のことを思い出した。

父は若い頃からお酒大好き。日本酒はのまない。いつもビールとウィスキー。

スナックとか、外で飲み歩くということはなく、家でひとりで、NHKとか野球とか観ながらずっーーーーっとのんでいた。

たばこもめっちゃ吸ってた。ショートホープね。小さいころは、よくおつかいに行っていた。今は年齢確認でむりやね。

あぁ、昭和やわ。

ミニチュアボトルのウィスキーは、炭酸でうすーく割ったから、色はあわーくなった。

だけど、飲み終わったころには、わたしの血管からアルコールが全身に運ばれた。いい感じに酔ったのである。

アルコール度数40%って、あんなに薄くしても酔うんやな。

そりゃそうだ。いつも、のんでるのは5%とかやもんね。

あんな高アルコールを水割りでのんでたら、からだ壊すよね。

父は突然倒れて、次の日に亡くなったのだけど、いわゆるアル中やったと思う。さすがに運転中はのんでなかったと思うけど(飲んどったかもしれない)、車のトランクからウイスキーの空き瓶が出てきた。

50歳で亡くなったので、早死。人生後半は隠れてのんでたんやとおもう。

酔っ払って、あばれるとか、からんでくる、とかはない。

ただ、静かにタバコ吸いながら水割りをのんでる。

子どもやったから、あんまりわからんかったけど、父は相当精神的に辛かったんやと思う。父の生きた年齢を過ぎたから、なんとなくわかるものがあるのかもしれない。

残りのウィスキー、どーしよかな。ミニチュアボトルは、あと4本くらいあるんよね。

まぁ、ぼちぼちのみましょか。

のむたびに父を思い出すかもしれないなー

おしまい。

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